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  • 勝手に検証!!やり直し人生の主人公達|5作品紹介

    勝手に検証!!やり直し人生の主人公達|5作品紹介

    人生において、「あの時ああしていたら良かった」「もし、違う選択をしていたら」と振り返ることは、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

    もし、あなたの人生がやり直せるとしたら、どんな選択をしますか?

    アニメや漫画の世界では、そんな“人生のやり直し”をテーマにした作品が数多く描かれています。

    今回は、人生をやり直す主人公たちに焦点を当て、5作品を取り上げて勝手に検証・比較していきたいと思います。

    やり直し人生の主人公たちを勝手に検証してみた

    ここからは、「人生をやり直す」という同じテーマを持ちながらも、まったく違う道を歩む主人公たちを見ていきます。

    ループによって何度も人生を繰り返す者もいれば、過去に戻って運命を変えようとする者、あるいは別の人生をもう一度生き直す者もいます。

    同じやり直しという設定でも、目的や行動、物語の雰囲気は作品ごとに大きく異なります。

    ここでは5作品を取り上げ、それぞれの主人公がどのように人生をやり直しているのかを、紹介します。

    ループ7回目の悪役令嬢は元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する

    「ループ7回目の悪役令嬢は元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する」の主人公リーシェ・イルムガルドは、王太子ディートリヒに婚約を破棄されたことをきっかけに、何度も人生をループするという稀有な運命を辿ることになります。

    最初は戸惑いながらも、リーシェは人生を繰り返すうちに、「どうせなら自分らしく生きよう」と前向きに考えるようになります。

    彼女が選んだ人生は、商人、薬師、メイド、騎士と実にさまざまで、どの人生もリーシェにとって無駄ではなく、多くの知識や経験を積み重ねる大切な時間でした。

    しかし、どの人生においても、リーシェは20歳で戦争に巻き込まれ、命を落としてしまいます。

    この運命から逃れ、今度こそ天寿を全うしたい、そう願うリーシェが迎えた7回目の人生では、6回目の人生で自分を殺した男、敵国の皇太子アルノルト・ハインの婚約者になるという、皮肉な運命が待っていました。

    実は、これまでの人生でも、リーシェは何度もアルノルトが関わる戦争に巻き込まれて命を落としているのです。

    果たしてリーシェは、今度こそ天寿をまっとうすることができるのか。

    そして、彼女のやり直しの人生は、運命の人であるアルノルトと出会うためのものだったのか。

    アニメの続編が待ち遠しくなる展開です。

    何度も違う人生を歩んできたリーシェは、そのたびに得た知識や人との縁を糧に、着実に成長していきます。7回目の人生では「のんびり暮らす」と言いながらも、結果的には誰よりも国や世界のことを考え、懸命に行動していく姿が印象的です。

    悲壮感よりも、状況を冷静に分析し、最善手を選び続ける戦略的な姿勢が光る本作は、「同じ人生を繰り返しているはずなのに、選択次第で未来はいくらでも変えられる」というテーマを軽やかに描いています。

    やり直し系作品の中でも、前向きで知的なアプローチが魅力の一作です。

    東京リベンジャーズ

    『東京リベンジャーズ』は、主人公・花垣武道のタイムリープによるやり直しを描いた物語です。

    武道は26歳のフリーターで、冴えない日々を送っていました。

    そんなある日、テレビのニュースで、中学時代に付き合っていた唯一の彼女・橘日向が事件に巻き込まれて死亡したことを知ります。

    絶望の中、駅のホームから転落した瞬間、武道はなぜか12年前の中学生時代へとタイムリープしてしまいます。

    こうして、武道の「やり直しの人生」が始まるのです。

    とはいえ、武道は中身が少し成長しているだけで、突然チート能力に目覚めるわけではありません。

    ただ一つ違うのは、「もう逃げないこと」と「日向を必ず助けること」を固く誓ったことです。

    殴られても、蹴られても、どんなに追い込まれても立ち上がり続ける武道の姿に、次第に周囲の人間も彼を認めるようになっていきます。

    本作はヤンキー漫画としての熱さもありつつ、同時にミステリー要素も強く、見どころの多い作品です。

    武道は何度もタイムリープを繰り返しながら未来を改善していきますが、それでもどこか満ち足りない感覚が残ります。

    そのヒントは、タイトルが示す通り「リベンジャーズ」と複数形であることにあります。

    過去に後悔や悔しさを抱えているのは、武道だけではないのです。

    つまり、武道一人の力では「やり直し」は不完全であり、人を蹴落として手に入れた未来は、結局また別の不幸を生んでしまう、そんなメッセージも込められています。

    『東京リベンジャーズ』の“やり直し”は、知識や能力で無双するタイプではなく、何度失敗しても立ち上がり、人との関係を積み重ねながら運命を変えていくところが大きな特徴。

    努力と根性、そして仲間との絆が物語の中心にあるからこそ、熱い人間ドラマとして強く心に残る作品です。

    外科医エリーゼ

    『外科医エリーゼ』の主人公エリーゼは、前世で「悪女皇后」として処刑され、家族もまた悲惨な最期を迎えるという結末をたどりました。

    その後、前世の記憶を持ったまま、現代日本で天才外科医・高本葵(たかもと あおい)として生まれ変わり、多くの人々の命を救う人生を歩みます。

    しかし、葵は孤児として育ち、前世で恵まれた立場にいながら身勝手に生きてしまったことを、ずっと後悔し続けていました。

    そんなある日、海外へ向かう飛行機事故に巻き込まれ、乗客を助けるために尽力した末、自らは命を落としてしまいます。

    ところが、次に目を覚ました場所は、なんと再びエリーゼとしての人生でした。

    この物語の面白さは、単なる転生ではなく、「過去の過ちをやり直す」人生が描かれている点にあります。

    かつてわがままで傲慢だったエリーゼは、前世と前々世の記憶を持ったまま改心し、まるで別人のように振る舞うようになります。

    しかも、天才外科医としての知識と技術を活かし、これまで解決できなかった医療の問題にも立ち向かい、人々を次々と救っていくため、周囲もその変化に驚かされることになります。

    エリーゼ自身は強い贖罪の意識を抱いているため、かつて自分を処刑したリンデン皇太子との婚約を一度は断ろうとします。

    しかし、本来はエリーゼに興味を示さなかったリンデンも、彼女の変化と行動を目の当たりにするうちに、次第に惹かれていくようになります。

    エリーゼが医師として生きる道を選ぶのか、それとも皇太子妃として生きるのか、その選択も本作の大きな見どころの一つで、続編のアニメ化が気になるところです。

    同じ「人生をやり直す」物語でも、「より良い立場を得る」「生き延びる」ことが目的の作品とは違い、『外科医エリーゼ』はどう生き直すかそのものがテーマになっています。

    やり直しを「罰のやり直し」ではなく、「医師として人命に向き合おう」として描いている点こそが、この作品ならではの魅力と言えるでしょう。

    お姫様になってしまった件

    主人公アナスタシアは、父である皇帝クロードに愛されようとした結果、命を奪われてしまうという、あまりにも悲惨な運命を背負っていました。

    ところが彼女は、赤ちゃんの頃からたびたび、その“最悪の未来”を予知するような夢を見るようになります。

    アナスタシアは、その運命を回避するために行動を起こします。

    しかし、慎重に距離を取るつもりだったはずが、なぜか予想外にも父・クロードと出会ってしまうのです。

    予定外の出来事ではありましたが、アナスタシアはクロードの不信を買わないよう、健気で少しあざとい態度で接していきます。

    一方のクロードは、見た目こそ冷酷で近寄りがたい皇帝ですが、次第にアナスタシアを溺愛するようになっていきます。

    その関係が少しずつ変わっていく過程が、この作品の大きな見どころです。

    そもそもクロードがアナスタシアを避けるようになった理由もまた切なく、物語に深みを与えています。

    実は、アナスタシアが見ていた夢は、かつて実際に起こった出来事でした。

    母であるダイアナが、あまりにも悲しい運命を変えたいと願い、時間を巻き戻したことによって、今の世界が生まれたのです。

    つまり、アナスタシアのやり直しの人生は、娘を思うダイアナの愛によって与えられたものだと言えるでしょう。

    物語は親子愛を中心に描かれているため、恋愛要素はやや控えめです。

    むしろ、アナスタシアにとって最大の壁であり相手役は、父であるクロード。

    現在アニメは物語の途中までの放送となっており、続きがますます気になる展開です。

    漫画とアニメで少しずつストーリーの描き方が違う点も見どころで、ぜひ両方見比べてほしい作品です。

    『ティアムーン帝国物語 ~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~』

    主人公は、わがままで無能と評され、革命によって処刑されてしまったティアムーン帝国の皇女、ミーア・ルーナ・ティアムーン。

    しかし、死んだはずの彼女が目を覚ますと、なんと12歳の頃の自分に戻っていました。

    枕元には、処刑に至るまでの出来事が記された「血のついた日記」。

    それは、自分の処刑が夢ではなく、実際に起こった未来であることをはっきりと示していました。

    こうしてミーアは、「とにかく処刑だけは免れたい」という一心で、やり直しの人生を決意します。

    いわば、自己保身のためのやり直し人生の始まりです。

    ただし、ミーア自身も革命と処刑という壮絶な経験を経て、少しずつ変わっていました。

    人の痛みを知り、誰かに優しくされることは当たり前ではないと気づき、食事ひとつにも感謝するようになるのです。

    もともと最悪のイメージしかなかったミーアが、少し良いことをするだけで周囲が驚く、というギャップも本作の面白さの一つです。

    さらにミーアは、あくまで「自分が生き延びるため」に動いているだけなのに、その言動がなぜか周囲には「民を思う賢君」「先を見通す聖女」のように誤解されていきます。

    その結果、帝国だけでなく周辺諸国まで良い方向に導いてしまう、この勘違いの連鎖こそが、『ティアムーン帝国物語』最大の魅力と言えるでしょう。

    個人的には、前世で執着していたシオン王子をあっさり諦め、自己保身のためにアベル王子へと乗り換える展開がとても印象に残っています。

    しかも、ミーア自身は本来なら絶対に避けたいはずの因縁ある人物たちとも関わることになり、いつの間にか友情まで育んでいくのですから、そのズレっぷりが本当に笑えます。

    ミーアは「悪女」というより、実のところ無知で世間知らずだっただけなのかもしれません。

    彼女のやり直しは、決して贖罪から始まるものではなく、自己保身の自分ファーストが出発点。

    それでも、その行動が少しずつ周囲と自分の環境を変えていく、そんな前向きさが、この作品を読んでいて元気をもらえる理由だと思います。

    まとめ

    今回は、「ループ7回目の悪役令嬢」「東京リベンジャーズ」「外科医エリーゼ」「ある日、お姫様になってしまった件について」「ティアムーン帝国物語」の5作品を通して、やり直し人生をテーマに主人公たちをご紹介してきました。

    同じ「人生のやり直し」でも、経験を積み重ねるタイプ、過去を変えるために戦うタイプ、贖罪から始まる再出発、親の愛によって与えられた二度目の人生、自己保身から始まる勘違い成功譚と、その描き方は作品ごとにまったく異なります。

    だからこそ、やり直し系の物語は幅広い楽しみ方ができるジャンルだと言えるでしょう。

    気になった作品があれば、ぜひ原作やアニメでチェックしてみてください。

    今回ご紹介した作品はAmazonプライム・ビデオで配信されています。
    見放題・レンタルなど配信形態は時期によって変わることがあるため、気になる方は公式ページで最新情報をご確認ください。

  • 勝手に検証!王道スキルはないけど、知識と発想、人脈で異世界で成功した主人公たち

    勝手に検証!王道スキルはないけど、知識と発想、人脈で異世界で成功した主人公たち

    異世界転生や異世界召喚といえば、光魔法や四属性魔法、剣士や勇者といった、華やかなスキルや職業を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

    もちろん、チートスキルを持って、華麗に魔法や剣技を振るう主人公たちはとても魅力的です。

    ただ、異世界に転生・召喚された主人公たちの中には、意外なスキルや深すぎる知識、ちょっとしたアイデアや発想を武器に、異世界で成り上がっていくタイプもいるんです。

    今回は、そんな「王道スキルはないけど、意外なスキルで成功している主人公たち」に焦点を当てて、ご紹介していきます。

    王道スキルじゃなくても異世界は生き抜ける?

    異世界といえば、「チートなスキルがないと生きていけないんじゃない?」とか、「せっかく異世界に転生・召喚されたのに、結局モブで終わるんじゃ?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    でも、そんなことはありません。

    一見、王道から外れているスキルに見えても、アイデアや現代知識の使い方次第で、異世界では思わぬ形で大活躍することもあるんです。

    ここでは、そんな「派手なチートはないけど、別の強みで道を切り開いていく主人公たち」に焦点を当てて、見ていきましょう。

    向田剛志(ムコーダ)|ネットスーパーで成り上がった男

    『とんでもスキルで異世界放浪メシ』の主人公・ムコーダの固有スキルは「ネットスーパー」。

    異世界でネットスーパーってどういうこと?と、本人も視聴者も最初はびっくりしますよね。

    正直、異世界でネットスーパーと言われても、はっきり言ってかなり地味なスキルです。

    ところが、このネットスーパー、実はとんでもなく便利。

    異世界にいながら、現実世界の食料品や調理器具を購入できるため、食生活に困ることがありません。

    しかも、現実世界の商品は異世界ではかなりの貴重品。

    高額で取引されることもあり、ムコーダはいつの間にかお金にも困らない立場になっていきます。

    さらに、現実世界の調味料や食材は、異世界の人々だけでなく、魔獣や神様の胃袋までガッチリ掴んでしまうほどの威力。

    その結果、ムコーダは伝説級のフェンリルやドラゴン、特異体質のスライムといった強力な従魔たちを仲間にすることになります。

    おまけに神様からの加護もどんどん増えていき、気づけば最強クラスのパーティが完成。

    ムコーダ自身は戦いたくないタイプなのに、周囲が勝手に最強になっていくのが、この作品の面白いところです。

    料理好きなムコーダの腕前と、このネットスーパーの相性は抜群。

    もし私が異世界召喚されたら、絶対欲しいスキルです。

    アルス・ローベント|鑑定スキルで人材チート

    『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』の主人公・アルスのスキルは、ズバリ「鑑定」。

    人の能力や才能を見抜くことができるスキルで、「こんな力、現実社会でも欲しい!」と思ってしまいますよね。

    きっと、現実世界でも役にたつはず。

    アルスは小さな領地を持つ領主の跡取り息子として生まれますが、時代は戦乱の真っただ中。

    このままでは領地も人も守れないと考えたアルスは、鑑定スキルを武器に人材集めを始めます。

    そして彼が見出したのが、マルカ人の武勇を誇るリーツ、魔法の才能に恵まれたシャーロット、知略に長けたロゼル、軍ミレーヌといった、才能豊かで個性あふれるメンバーたち。

    正直、全員チート級と言っても過言ではありません。

    ただ、アルスがすごいのは「鑑定スキルがあるから」だけではないところ。

    このスキルを本当に活かすには、人を惹きつける魅力や、人を動かす器の大きさも必要になります。

    アルスはその両方を持っていて、「もう王様になってもいいんじゃない?」と思ってしまうほどのカリスマ性も感じさせます。

    これから鑑定スキルを使って、さらに個性的で優秀な人材を集め、成り上がっていくアルスの成長が楽しみな作品です。

    ファルマ・ド・メディシス|薬学知識で世界を変えた天才

    『異世界薬局』の主人公・ファルマは、元々は国立大学で研究に没頭していた薬学研究者。

    あまりにも研究に打ち込みすぎた結果、過労死してしまうという、なんとも皮肉な最期を迎えてしまいます。

    そんな彼は、宮廷薬師を務める名家・メディシス家の次男として異世界に転生。

    もちろん、薬学に関わるチート級の能力もしっかり付いてくるんですね。

    ファルマが転生した世界は、まだまだ医療が発展しているとは言えない環境。

    しかも、貴族と平民の身分差や、薬師ギルドの利権など、かなり閉鎖的な社会でもあります。

    そんな中でファルマは、「身分に関係なく、誰でも診てもらえる」小さな薬局を開くことを決意。

    最初は周囲から警戒されたり、なかなか受け入れてもらえなかったりしますが、ファルマの真摯な姿勢と確かな医療知識が、少しずつ人々の心を動かしていきます。

    現代の薬学知識と、調剤薬局という考え方を異世界に持ち込む発想はとても斬新。

    特にアニメ終盤の黒死病との戦いは、どこかコロナ禍を思い出させるような緊迫感があり、印象に残った人も多いのではないでしょうか。

    異世界でも現実世界でも、医療に携わる人の価値はとても大きいもの。

    これからファルマが、この世界にどんな“医療の革命”を起こしていくのか、ますます期待が高まります。

    ヴァン(お気楽領主)|生産魔術で領地を要塞化

    『お気楽領主の楽しい領地防衛〜生産系魔術でも名もなき村を最強の城塞都市に〜』の主人公・ヴァンは、フェルティオ侯爵家の四男として転生します。

    幼い頃は文武両道で、一時は「神童」とまで呼ばれるほどの優秀さを見せていました。

    しかし、この世界は四属性魔法こそ至高という価値観が強い世界。

    それ以外の属性は、いわゆる「ハズレ」と見なされてしまいます。

    そしてヴァンの魔法適性は、生産系魔法。

    「そんなもの、魔法じゃなくてもできるだろ」と軽視されやすい属性だったため、
    神童とまで言われていたにもかかわらず、父である侯爵からあっさり見限られ、辺境の村へと追いやられてしまいます。

    ところが、この生産系魔法、実はとんでもなく価値のあるスキルでした。

    魔法が当たり前の世界だからこそ、技術や設備の発展はどうしても後回しになりがち。

    ヴァンは生産系魔法を使って、武器や防具、住居などを次々と整備していきます。

    強い装備があれば、魔法が使えない人でも戦えるようになりますし、何より生活の質が一気に向上。

    その結果、名もなき辺境の小さな村は、気づけば立派な城塞都市へと変貌していくのです。

    もちろん、ヴァンのようにこのスキルを最大限に活かすには、現代知識や発想力も不可欠。

    決して攻撃向きのスキルではありませんが、「守り」と「基盤づくり」に関しては、これ以上ないほど相性の良い能力だと言えるでしょう。

    現在放送中のアニメでも、これからヴァンがどこまで領地を発展させていくのか、ますます目が離せません。

    マイン|本への執念で文明レベルを引き上げた少女

    『本好きの下剋上 〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』の主人公・マインは、タイトル通り、本に対する情熱がとにかくすごい少女です。

    マインは前世では、念願の司書になれたばかりの大学生でしたが、不慮の事故に遭って命を落としてしまいます。

    そのため、転生後のマインは「本を読みたい」という気持ち、いやもはや執念とも言える情熱を胸に生きることになります。

    ところが、マインが生まれた世界では、本はとても高級なもの。

    マインの家は一兵士の家庭で、家族は優しく愛情深いものの、本を買えるような余裕はありません。

    そこでマインは、現代知識をフル活用して「ないなら作ればいい」と本作りに挑戦します。

    しかし、現実はなかなかうまくいかず、失敗の連続。

    それでも、マインの活字への情熱が消えることはありません。

    やがてマインの持つ知識は、「商売」という形で少しずつ実を結び、生活も徐々に豊かになっていきます。

    ただし、マインは平民として生まれながら、強い魔力を持つ体質の持ち主。

    その影響で極度の虚弱体質になっており、魔力をうまく発散しないと体調を崩してしまうという問題も抱えています。

    その結果、マインは魔力を制御するために教会で働くことになり、ここから彼女の人生は大きく動き始めます。

    本への情熱と、現代知識、そして行動力を武器に、少しずつ成り上がっていくマインの姿は、この作品最大の見どころ。

    2026年4月からはアニメ続編「領主の養女」編の放送も予定されており、今から続きが待ち遠しいですね。

    まとめ

    今回は、「王道スキルはないけど、知識や発想、人脈を武器に異世界で成功した主人公たち」を紹介しました。

    ムコーダ、アルス、ファルマ、ヴァン、マイン。

    どの主人公も、派手な戦闘チートではなく、自分だけの強みを活かして道を切り開いているのが印象的です。

    異世界といえば最強スキル、というイメージもありますが、工夫や知識次第で、違う形の“成り上がり”が描けるのも、こうした作品の面白さですね。

    次に異世界作品を見るときは、「この主人公は何を武器に戦っているのか?」という視点で見てみるのも、きっと楽しいと思います。

    今回ご紹介した作品はAmazonプライム・ビデオで配信されています。

    見放題・レンタルなど配信形態は時期によって変わることがあるため、気になる方は公式ページで最新情報をご確認ください。

  • 勝手に検証!なぜ異世界召喚されたのかわからないキャラ紹介

    勝手に検証!なぜ異世界召喚されたのかわからないキャラ紹介

    異世界作品には「勇者として選ばれた」「使命がある」といった分かりやすい召喚理由があるキャラが多いですよね。
    でも中には、「正直、なんでこの人呼ばれたの?」と思ってしまうキャラもいます。

    今回は、なぜ召喚されたのかよく分からないキャラたちに注目して、ゆるっと紹介していきます。
    巻き込まれ型や、ついでに呼ばれた疑惑のあるキャラたちを一緒に見ていきましょう。ここからは、実際に「え、なんでこの人が?」と言いたくなるキャラたちを見ていきます。
    共通しているのは、勇者や救世主として明確に選ばれたわけではなく、どこか“巻き込まれ感”が強いという点。

    なぜ召喚されたのか分からないキャラたち

    ここからは、実際に「え、なんでこの人が?」と言いたくなるキャラたちを見ていきます。

    共通しているのは、勇者や救世主として明確に選ばれたわけではなく、どこか“巻き込まれ感”が強いという点。

    訳のわからないままに重要な役割を担わされていたり、自由奔放だったり、悲惨な目に遭ったりしていますよね。

    それぞれどんな立場で異世界に来て、どんな運命をたどっているのか、順番に見ていきましょう。

    ウサト(間違った回復魔法の使い方

    まず一人目は、『間違った治癒魔法の使い方』の主人公、兎里 健(ウサト)です。

    ウサトは、どこにでもいそうな普通の高校生。

    ある日、学校の人気者クラスメイト・龍泉一樹(カズキ)と、学校のマドンナ的存在の先輩・犬上鈴音(スズネ)と、雨の日の帰り道にたまたま一緒になります。

    すると突然、鐘が鳴り響いて、そのまま三人まとめて異世界召喚。

    が、実は勇者として呼ばれたのはスズネとカズキだけ。

    ウサトは完全に「巻き込まれただけ」のポジション。

    それなのに、なぜかウサトには回復魔法の素質があることが判明。

    これが運の尽きで(?)、最強の救護団を率いるローズに目をつけられて、地獄のような特訓生活が始まります。

    巻き込まれ事故で異世界に来ただけなのに、気づけば毎日修行漬けです。

    とはいえ、ウサトは持ち前の根性でその特訓を乗り越え、いつの間にか最強クラスの治癒師に成長。

    本来はサポート役のはずの回復魔法使いなのに、自分に回復をかけながら前線を駆け抜けるので、戦闘力も勇者顔負け。

    その辺の敵ならあっさりワンパン、正直「もう勇者いらないのでは?」とツッコミたくなります。

    ただ巻き込まれただけなのに、なぜか誰よりもハードな人生を歩むウサト。

    それでも前向きで優しいところが、この作品のいちばんの魅力かもしれません。

    アニメ第2期の制作も決まっていて、今後の活躍もますます楽しみです。

    ムコーダ(とんでもスキルで異世界放浪飯)

    二人目は、『とんでもスキルで異世界放浪メシ』の主人公、向田剛志(ムコーダ)です。

    ムコーダもある日、突然勇者召喚に巻き込まれて異世界へ。彼と一緒に召喚されたのは、高校生の三人組でした。

    この三人の固有スキルは、光魔法や剣スキルなど、いかにも「勇者向き」なものばかり。

    一方、27歳の平凡なサラリーマンであるムコーダの固有スキルは、まさかのネットスーパー

    本人も「なんだよそれ……」とツッコミを入れていましたが、正直、見ているこちらも同じ気持ちになります。

    しかも社会人経験のあるムコーダは、召喚した国の国王がどうにも胡散臭いことをすぐに見抜きます。

    そこで無理に勇者をやることはせず、手切れ金をもらって、さっさと自由な異世界旅に出発。

    ここまでの判断が早いのも、さすが大人の主人公です。

    そして、いざ使ってみるとこの「ネットスーパー」が意外どころか、かなり優秀。

    現地のお金で現実世界の商品を通販感覚で買えるので、食生活はほぼ日本と変わりません。

    美味しいご飯を食べながら異世界を旅できるという、かなり羨ましい状況になります。

    さらに、ムコーダの料理に惹かれて、伝説の魔獣フェンリルのフェル、スライムの特殊個体スイ、ピクシードラゴンのドラちゃんといった、最強クラスの獣魔たちが次々と仲間に。

    おかげで道中の安全はほぼ完璧です。

    ムコーダ本人は、特に使命があるわけでもなく、気楽に旅がしたいだけ。

    強くなるつもりもないのですが、ネットスーパーのお酒や甘い物に釣られた神様たちが次々と加護を与えてしまい、気づけばパーティ全体がどんどんチート化していきます。

    それでもムコーダは、できるだけ戦闘は避けたいタイプ。

    でもフェルたち三匹はそれを許してくれず、ダンジョン攻略に巻き込まれていく展開も、この作品の面白いところです。

    それにしても、ネットスーパー、本当に便利すぎますよね。

    ほのぼのと異世界を満喫しているムコーダですが、このまま気楽な旅が続くのか、それとも実はもっと大きな使命を背負うことになるのか……。

    アニメの続編も含めて、今後の展開が楽しみなキャラクターです。

    アイラ(聖女の力は万能です。)

    ここからは主人公ではなく、「巻き込まれた脇役枠」のキャラです。

    三人目は、『聖女の力は万能です。』に登場する結城アイラです。

    アイラは、主人公の小鳥遊 聖(セイ)と一緒に、いわゆる「聖女召喚」で異世界に呼ばれてしまった女子高生です。

    ところが、二人同時に召喚されたにもかかわらず、カイル王子はセイにはほとんど目もくれず、最初からアイラを「聖女」として扱ってしまいます。

    これによって、アイラはかなり微妙で気まずい立場に置かれることになります。

    そもそも聖女召喚といっても、アイラ本人からすればほぼ拉致同然。

    戸惑うのも無理はありません。

    そのため序盤は、常にカイル王子の庇護下で過ごすことになります。

    ただ、カイル王子には婚約者のリズがいるので、男子からは守られるけれど、女子からは反感を買いかねない、なかなか気まずいポジション。

    しかも作中でも語られている通り、アイラのいた現実世界とこの異世界では価値観がかなり違うので、そのギャップに苦しむ場面も多いんですよね。

    やがてセイが正式に聖女と認められ、カイル王子のもとを離れた後、アイラは魔法省の職員として働くようになり、セイやリズとも少しずつ友情を育んでいきます。

    とはいえ、セイが聖女として大活躍し、氷の騎士アルとの恋も順調に進んでいく一方で、アイラの扱いはどうしても地味。

    元の世界にも帰れず、正直かなり不憫な立ち位置です。

    アニメでも、目立った活躍はあまりありませんでしたし、「かわいそう……」と思った人も多いはず。

    それでも、周囲の人たちがアイラに比較的優しいのが、せめてもの救いでしょう。

    そしてもう一つの救いが、『聖女の力は万能です。』のスピンオフ。

    そこではアイラが主役として描かれ、成長した彼女とカイル王子の関係もきちんと描写されています。

    正直、最初は「カイル王子、ちょっと嫌なやつでは?」と思っていましたが、振り返ってみると、最初から最後までアイラの味方だったんですよね。

    最終的に二人が結ばれる展開には、「本当に良かった……」と素直に思わされました。

    転スラの召喚者たち(ヒナタ・坂口/勇者マサユキ)

    「転生したらスライムだった件」、作中には勝手な事情や都合で召喚された召喚者、所謂、召喚者達が登場します。

    ここではその中の登場人物ヒナタ・坂口と勇者マサユキについてご紹介します。

    ヒナタ・坂口

    4人目は、『転生したらスライムだった件』の登場人物、ヒナタ・坂口です。

    彼女はもともと日本の高校生で、複雑な家庭環境の中で「強くなりたい」と願い続けていました。

    その結果なのか、気づけば異世界に来ていた……という、かなり特殊なパターンの人物です。

    これはもう、召喚されたというより「迷い込んだら異世界だった」という感じに近いかもしれませんね。

    ヒナタの固有スキルは、「簒奪者(ユーサーパー/Usurper)」

    相手の能力やスキルを奪い取る(コピー・強奪する)系の能力で、これがとにかく強力。

    その戦闘力は人類最強クラスと言ってもいいレベルで、最終的には「聖騎士団長」という地位にまで上り詰めます。

    実際、あのリムルでさえ、物語序盤ではヒナタにかなり押されていましたよね。

    勇者マサユキ

    5人目は、同じく『転生したらスライムだった件』の登場人物、勇者マサユキ(本城 正幸/ほんじょう まさゆき)です。

    「勇者」と呼ばれていますが、実は彼は勇者召喚されたわけではありません。

    人助けをした結果、なぜか異世界に来てしまった、というかなり謎な経緯の持ち主です。

    ヒナタと同じく、「うっかり迷い込んだら異世界だった」タイプと言えるかもしれません。

    マサユキの固有スキルは、「選ばれし者(チョーズン・ワン)」

    このスキルの効果は、ざっくり言うと「なぜか都合よく物事が進む」というもの。

    本人は特に何もしていないのに、周囲が勝手に「すごい人だ!」と勘違いして持ち上げてくれて、結果的に話がいい方向に転がっていきます。

    運と勘違いと空気で成り立っている、ある意味チートすぎる能力ですね。

    ただ、マサユキ本人はかなり穏やかで気弱な性格なので、この状況に戸惑いっぱなし。

    本人の気持ちと、周囲の評価のズレが、このキャラの面白さでもあります。

    作中では、転スラの「召喚者の子ども」は早死にしてしまう運命がある一方で、ある程度成長した人物が召喚されたり、異世界に迷い込んだ場合は固有スキルを与えられる、という設定があります。

    ヒナタとマサユキも、それぞれ違った形でその固有スキルを得て、まったく別の方向から物語に大きな影響を与えていく存在です。

    二人の立ち位置の違いを見比べるのも、『転スラ』の面白さの一つですね。

    十二国記の二人(杉本優香/浅野郁哉)

    ある意味、「一番ハードモードな異世界」と言ってもいいのが『十二国記』です。

    十二国記の世界には「蝕(しょく)」という現象があって、これによって日本と十二国の世界が行き来します。

    この蝕によって日本から十二国に来てしまった人は海客(かいきゃく)、逆に十二国側から日本に流れ着いた人は胎果(たいか)と呼ばれます。

    ただ、この世界、他の異世界ものと違って本当に容赦がありません。

    チート能力もなければ、翻訳機能もなし。

    完全に「素のまま放り込まれる」タイプの異世界なんです。

    そりゃハードですよね……。

    杉本優香

    杉本優香は、日本の高校に通う、いじめられっ子。

    そのため、友人はおらず、読書が好きで、想像力が豊かなタイプ。

    そんな彼女は、麒麟の慶麒が陽子を迎えに来たとき、「もしかして自分が選ばれたのでは?」と勘違いして、一緒に行くことを強く望みます。

    ただ、実際に行ってみた異世界は、想像していたキラキラした世界とはまるで別物。

    言葉も通じないし、陽子のように特別扱いされるわけでもなく、ただの「よそ者」です。

    そのギャップと、陽子へのモヤモヤした気持ちもあって、杉本はだんだん空回りしてしまいます。

    読んでいて「分からなくもないけど、しんどいな……」と思ってしまうポジションですね。

    最終的に杉本は日本に戻ることができ、かなり苦い経験にはなりますが、きっと彼女の考え方は大きく変わったんじゃないかな、と思わされます。

    浅野郁哉(あさの いくや)

    浅野郁哉は、杉本とは違って完全に巻き込まれただけの同級生。

    「行きたい」と思ったわけでもないのに、気づいたら異世界に来ていた、というかなり理不尽な立場です。

    しかも、陽子たちと別れたあとは、知り合いもいない、言葉も通じない、頼れる人もいないという、なかなかハードな状況に放り込まれます。

    そりゃ病んでしまいますよ……。

    その結果、浅野は少しずつ追い詰められていき、どんどん空回りしてしまいます。

    最終的には取り返しのつかないところまで行ってしまうのですが、正直「環境が過酷すぎるよ……」と思ってしまうキャラでもあります。

    十二国記は、そもそも「異世界で楽しく無双する」タイプの作品ではなく、人間が極限状況でどう変わっていくかを描く物語です。

    だからこそ重く、そして考えさせられるのですが……正直、「これは絶対に巻き込まれたくない異世界だな」と思わずにはいられません。

    まとめ

    今回紹介したキャラクターたちは、どれも「なぜ自分が異世界に呼ばれたのか分からないまま放り込まれた人たち」でした。

    勇者でもなく、特別な使命を与えられたわけでもないのに、気づけば異世界スタート、というなかなか理不尽な立場ばかりです。

    それでも、ウサトのように努力で道を切り開く人もいれば、ムコーダのようにマイペースに生きる人もいますし、アイラや転スラ組、十二国記のキャラたちのように、それぞれ違った形でこの状況と向き合っています。

    異世界もの=楽勝スタート、というイメージもありますが、見方を変えると「どう生きるかは人それぞれ」なのが面白いところ。
    もし自分だったらどうするかな?なんて想像しながら、次の異世界作品を楽しんでみるのもアリかもしれませんね。

    今回ご紹介した作品はAmazonプライム・ビデオで配信されています。
    見放題・レンタルなど配信形態は時期によって変わることがあるため、気になる方は公式ページで最新情報をご確認ください。